免疫と初乳

Purina Institute 初乳

全免疫細胞の 70% は腸に存在します。1

免疫細胞は病原体の侵入から身体を保護し、ペットの健康全般を良好に維持できるようサポートします。腸の健康のサポートは、免疫系が発達中の仔犬や仔猫にとって非常に重要であるだけでなく、成体のペットにとっても有益です。

免疫と初乳
免疫と初乳

発達中の免疫系のサポート

免疫系は、遺伝、ライフステージ、栄養、外的ストレッサーなど、さまざま要因の影響を受けます。新生仔は、母親の最初の母乳(初乳)から抗体を吸収します。初乳は、免疫防御に優れていることが知られています。ただし、母乳として取り込まれる先天性免疫は徐々に減少していくため、先天性免疫による保護と仔犬や仔猫の発達中の免疫系との間にギャップが生じます。このことは、免疫ギャップとして知られています。

感染リスクの増大期を示すグラフ。このリスクの増大は、母乳から受け取る抗体価の減少レベルと、仔犬や仔猫が産生する抗体価の増加レベルが交差する期間に生じる。

 

栄養の補充は、このギャップを埋めるのに役立ち、この重要な発育期における免疫低下に対する保護を提供します。

初乳に含まれる抗体は、腸内の免疫細胞と相互作用して有益な免疫応答を開始します。

免疫と初乳

Purina の研究

Purina Institute 免疫と初乳

Purina の研究では、初乳に含まれる生物活性物質と抗体を与えることで、あらゆるライフステージでベネフィットが得られる可能性が示されています。2

仔猫への狂犬病ワクチンおよび初乳に含まれる免疫

Purina の研究では、ウシの初乳に含まれる生物活性物質を添加した食餌を与えられた仔猫は、狂犬病ワクチン接種に対して強い反応を迅速に示し、抗体価が 50% 増加したことが示されています。2

成体の免疫系のサポート

CDV ワクチンに対する応答

初乳は、成体のペットに対しても有益です。Purina の研究では、ウシの初乳に含まれる生物活性物質と抗体を食餌で与えることは成犬にも有益であり、イヌジステンパーウイルス(CDV)のワクチン接種に対する免疫応答が強く長く続き、6 ヵ月後の抗体価が 50% 上昇したことが示されています。3

覚えておくべき重要な点

  • 全免疫細胞の 70% は腸に存在し、病原体の侵入から身体を保護し、健康全般をサポートします。
  • 仔犬や仔猫は、免疫系が未熟な状態で生まれてきます。母乳から得られる免疫は徐々に減り、身体の免疫保護にギャップが生じます。栄養を補充することにより、このギャップを埋めることができる場合があります。
  • Purina の研究では、ウシの初乳を含む食餌を与えられた仔猫は、狂犬病ワクチン接種に対して強い反応を迅速に示し、抗体価が増加したことが示されています。
  • Purina の研究により、初乳を含む食餌を与えられた成犬でも、イヌジステンパーウイルスのワクチン接種に対する免疫応答が強く長く続き、6 ヵ月後の抗体価が 50% 上昇したことが示されています。

詳しく知る

1.Vighi, G., Marcucci, F., Sensi, L., Di Cara, G., & Frati, F. (2008).Allergy and the gastrointestinal system.Clinical and Experimental Immunology, 153(S1), 3–6. doi: 10.1111/j.1365-2249.2008.03713.x

2.Jean-Philippe, C. Beneficial effects of dietary colostrum supplementation in kittens, Nestlé Purina Scientific Update of Feline Nutrition, Issue 4, 1–8.

3.Satyaraj, E., Reynolds, A., Pelker, R., Labuda, J., Zhang, P., & Sun, P. (2013).Supplementation of diets with bovine colostrum influences immune function in dogs.British Journal of Nutrition, 110(12), 2216–2221. doi: 10.1017/S000711451300175X